NPO法人バディチームブログ

バディチームは子育て支援・虐待防止・里親支援を目的とするNPO法人です。

エプロンシアター(『にんじん大好きぴょん太くん』)

 

昨年エプロンシアターをご紹介させていただきましたが、今回、
スタッフの知人からお手製のエプロンシアターをバディチームに

いただきました。

お嬢さんが保育士さんになって、そのお嬢さんのお力になりたいとお母さまがお作りになったものだそうです。
このうさぎさんはぴょん太くんといいまして、

愛媛県の保育園でのお仕事を立派に終えて、東京にやってきました。

託児の際などに大活躍しそうで、スタッフ一同大変喜んでいます。

ぴょん太くんと一緒に、 こどもたちと歯磨きや野菜のお話しができたらいいなと思います。

大切に使わせていただきます。

ありがとうございました!

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 ↑ぴょん太くんで練習している保育士しげさん

【本の紹介】「N女の研究」~NPO法人で働くということ~

読んでいて本にこんなに刺激的な本に出会ったのは久しぶりのような気がします。
 
「N女の研究」 中村 安希
 
 
NPO法人を中心とする非営利セクターで働く女性たちの
インタビューを集めた、ノンフィクション。
今話題になっているようですね。
大きな本屋さんで、平積みになっているのを何度か見かけました。
 
この本で紹介されているのは、現在の日本で有名どころの非営利団体ですが、
その中でも代表や事務局長といったトップに立つような方ではなく
団体のスタッフとして非営利組織で働くということを自ら選択した女性たちです。
彼女たちへのインタビューを通じて、非営利セクターで働くとはどういうことなのかをまっすぐに明らかにしています
 
この本に出てくるどの方もとても魅力的で、
その生き方、考え方が胸に刺さります。
そして、中村さんの最後の章、
最初に読んだときに思わずうるっと泣いてしまいました。
私の歩んできた道は、決して間違っていなかったのだと。
自分の心が弱ったとき、進むべき道に迷った時。
何度も読み返して、心を奮い立たせてくれる一冊になりました。
 
 
N女が集まるセミナーに何度か参加したことがありますが、
皆さんとても熱い思いを持っていて、すごく魅力的な方たちばかりでした。
このような女性たちがそれぞれ力を発揮していけば、
きっと日本の未来を良くすることが出来るのではないかと
感じさせてくれるような、そんなパワーをもらえることが多いです
そしてその中で、著者の中村さんにもお会いして少しだけお話しさせていただいた事がありますが、やはりとても素敵な方でした。
 
NPO法人で働いていくということは、正直収入面では厳しいことが多いです。
他にも、一般企業とは違う、非営利組織ならではの悩みは尽きることはありません。でも、だからこそやりがいがあり、価値もあるのだと信じています。
 
また、この本の中やセミナーでお会いしたようなN女の方々が、
日本のあちこちに同じように覚悟を持って、日々奮闘していることを思うと、
私も覚悟を持って、N女の一員としてこれからも頑張っていかなければならない
と身が引き締まる思いです。
 
今はゆっくり少しづつの歩みですが、いつか中村さんに取材されるような
立派なN女になれたらと思います。
そして、この先非営利組織で働くということが人生の選択肢の一つと出来るよう
な社会を目指して、多くのN女がこの先誕生することを心から願って。
私も一歩ずつ前に進んでいこうと思います。

ご寄付をいただきました

子供服の通販を行っている
Ato…closet様より
 
こちらの可愛い
お洋服の売り上げの一部をご寄付をいただきました。
このトレーナーはこの冬大活躍で息子が
「ぱいぱい(おっぱい)?」と言いながら喜んで着ていました(笑)
 
本当にありがとうございます。
バディチームの活動に共感していただいて、
ご寄付をいただいたとのこと、
スタッフ一同感謝の気持ちで一杯です。
 
頂いたご寄付は今後より一層良い支援を多くのご家庭に
届けられるように、研修や運営管理費として
大切に使わせていただきます。
 
 
バディチームでは色々な形で活動にご協力いただける方を
募集しております。
どんな活動を行っているのか興味があるという方。
パートナーとして参加は難しいけれど何か出来る形で協力したいという方。
 
どうぞお気軽にご連絡お待ちしております!

バディチームのお仕事紹介③家事援助

バディチームの訪問型支援活動を大別すると育児と家事がありますが、

そもそもなぜ「子育て支援」に家事援助が含まれるのでしょうか。

 

ここで例え話をします。

 

駅のホームには、腰が曲がり、膝の具合も悪そうなおばあちゃんがいます。

とても大きくて重そうなリュックをしょって、両手にいくつもの大荷物を持っています。

おばあちゃんはもう歩くのが難しく、ふらふらしている上に、顔色も悪そうです。

ホームではたくさんの人が慌ただしく乗り降りして、みんなおばあちゃんに見向きもしません。

 

その時あなたはどうするでしょうか。

 

おばあちゃんの腰や膝の痛みを治すことはできないし、

あなたにも次の予定があり、おばあちゃんの家までは付き添えません。

 

あなた自身も腰痛があり、すべての荷物を代わりに持つことや、

おばあちゃんをおんぶして階段を上ることができないかもしれません。 

 

それでも

 

荷物を一つでも代わりに持つこと、

階段ではなくエスカレーターの場所を教えること、

自分が行けるところまで付き添うこと、

おばあちゃんが一息つけるベンチを探すこと、

おばあちゃんの困っていることを聞き、駅員さんに協力を頼むこと、

 

などなど、ほんのちょっとでも、何かしらできることはあるのではないでしょうか。

 

問題をすべて、一瞬で、ひとりで、解決するのは不可能なことです。

それでも、自分ができる形で、まずは相手のために動くことで、

おばあちゃんの抱える様々な「つらさ」の一部分を少しでも軽くできるのではないでしょうか。

 

バディチームの支援の在り方も、このような状況に通じる部分があると思います。

 

子育てにおいても、それぞれの家庭が抱える問題は多様で、

家族の個人的な問題のみならず、社会的な要因も複合的に絡み合っています。

お父さん、お母さんだけではどうにもできないこと、

またバディチームの活動だけでもすぐに解決に導けないことが大半です。

 

しかし家庭内の問題が大きくなればなるほど、そのひずみは子どもに影響していきます。

 

そこでまずは各ご家庭に寄り添い、それぞれの家庭が抱えるたくさんの「荷物」すなわち負担を軽減することが、子育てを支えることにつながると考えています。

 

何が負担となっているか、何を必要としているか、そのご家庭の状況によっても異なりますが、

私は家事をやらせていただくことによって、そのご家族がまずはその日一日、一息ついて気持ちよく過ごせればいいな・・・

「負担」を少しずつ軽くしていくことの小さな積み重ねが、そのご家族にとっての変化のきっかけや糸口の一助になればいいな・・・

と考えて取り組んでいます。

 

家事には特別なスキルや資格、専門的な経験は必要ありません。

 

最も大切なのは、

子どもたちが心身ともに健やかに育てるように、

子育てに不安や悩み、負担を抱える保護者が少しでも楽になるように、

助け合う、支えあう、寄り添う姿勢や気持ちだと思います。

 

子育て支援に興味を持っている方、家事なら手伝えるという方、ぜひ一緒に活動しませんか(^^)/

 

事務局のFでした。

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