NPO法人バディチームブログ

バディチームは子育て支援・虐待防止・里親支援を目的とするNPO法人です。

大和証券福祉財団ボランティア活動助成

大和証券福祉財団平成21年度ボランティア活動助成に
バディチームが申請していた
「社会的養護が必要な子どもたちへの理解を深めることを目的とした
講座の開催」が決定し、一昨日贈呈式に行ってきました。

⇒大和証券福祉財団

全国で514件応募があった中で198件が決定し
贈呈式では東京地区で決定されたうちの17団体が集まりました。

冒頭での役員の方のあいさつの中で
事業仕分けの対象にされがちな「助成事業」ですが、
企業の社会貢献として、
社会に元気をもたらす大事な事業は継続するという方針になった、
という言葉には、本当にありがたく温かいものを感じました。

決定した団体は、障害者支援、高齢者支援等、
それぞれの対象と目的をもつ団体でしたが、
個人的に印象深かったところは

NPO法人ホサナ(練馬区
 ⇒詳細
精神疾患のある方の当事者が運営している
居場所づくり「クラブハウスシンプルライフ」

NPO法人東京盲ろう者友の会(台東区
 ⇒詳細
都内でも2,000人はいるといわれる「盲ろう者」の方の
居場所や生活訓練に向けた支援など

ともに、ひきこもってしまいがちな状況にある方々への
居場所と、社会で生活をしていくための
具体的な生活の訓練などを行っているところでした。

さて、バディチームでは来年6月か7月に
里親家庭や児童養護施設で育った子どもたちへの
理解を目的とした講座を、おもに現在子育て中のお母さんたちを
対象にした(託児つき)講座を開催する予定です。

講師にはお二人

特定非営利活動法人 社会的養護の当事者参加推進団体
日向ぼっこ
 ⇒詳細
の代表の渡井さゆりさんと

1985年に最初の里子を迎えて以来
2009年までの24年間で12人の里子を受託されている里親さんであり
著書『ぶどうの木』 ⇒詳細
で有名な、坂本洋子さんにお願いする予定です。

今年、渡井さゆりさんや坂本洋子さんとの出会いの中で
いろいろとお話をお聞きする中で

里親のもとや施設で暮らすこどもたちについて
その近所に住む人たちや、幼稚園、学校の関係者、保護者など
周りのひとたちが、社会が、もっとその子どもたちへの理解があれば
ということを思わずにはいられないところがありましたので・・・

まずは小さなかたちではありますが
バディチームでも少しずつ発信していければ
と思っています。

(スタッフO)