私が支援に伺うお宅は、出産後間もないご家庭もよくあります。
出産後そろそろ3週間、このままならとても順調なので
伺うのもあとわずかかな・・・と思っていたころ
ドアを開けたとき、迎えてくださったママの顔色が違う、
かなりお疲れのご様子・・・順調かな、と思っていても
急に心配なご様子ということはよくあります。
「おっぱいをあげて、オムツを取替え、添い寝をしても泣いてばかり」
精魂使い果たした表情にも多く出会い、胸が熱くなることも・・・。
赤ちゃんの泣き声がとまらないので
「ママ、こちらに来ませんか」と声をかけソファーに二人で
肩が触れあい並んで座る。
それまでぐずっていた赤ちゃんが不思議と私の腕の中でニコニコ。
喜ぶママの目からは涙がポロポロ。
そんなひとこまも。
そしてママと二人で相談しあいながらの子育ての日々。
支援の最終日には「私、大丈夫でしょうか」とママ。
「もちろん大丈夫ですよ」と私。
ママの穏やかな目から涙。
この涙は自立の涙と確信して
「ありがとうございました」
とドアを閉めた。