NPO法人バディチームブログ

バディチームは子育て支援・虐待防止・里親支援を目的とするNPO法人です。

あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

バディチームの現場は、昨年は年末31日まで、

今年の年始は2日からスタートです。

子育てが大変で心配になっているご家庭には

行政や公的機関がお休みのときこそ、我々の出番だという思いで伺っています。

 

私たちの支援を待っているご家庭は沢山あり

人手が足りずに伺えないことも少なくない毎日です。

 

週に1日でも不定期でもニーズはあります。

子育てに困っている、大変な状況になっている、心配な家庭について

気になっている皆さまへ

今年は皆さまのご参加をお待ちしています!

 

 

 

 

 

 

11月のご報告

11月も間もなく終わります・・・

今月はシンポジウムのあとも関連分野の講演会が続きました

 

★11月23日(祝)

 2018年度日本社会事業大学専門職大学院リカレント講座

 「里親ソーシャルワークを学ぶ ~どうなる・どうするフォスタリング機関」

 

 錚々たる児童福祉分野の専門家の皆さんがいらっしゃる中で

 バディチームで行っている「養育支援訪問事業」や「里親家庭への訪問型支援」 

 についてNPOの視点から、現場の実際のお話しをさせていただきました。

 

 虐待防止、里親、社会的養護について大きな関心と動きのある昨今、

 立場も超えて、個人として「安心」「安全」が守られる中で、

 本音で話し合い議論を深めていくという大変貴重な場を経験させて頂きました。

 

 

★11月25日(日)

 東村山市にある「NPO法人すくすくはあと」さんで、地域の皆さんを対象に

 バディチームの活動、虐待防止の支援活動、里親家庭への訪問型支援について

 お話しをさせていただきました。

 また同じ場で、「NPO法人ちゃいぼら」さんも講演され

 児童養護施設における職員の人材確保や、定着応援などという

 画期的な活動をご紹介いただきました。

 「すくすくはあと」さんも「ちゃいぼら」さんも

 今後も連携をさせて頂きたいと思う素敵な法人さんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シンポジウム御礼

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今月、11月17日(土)に開催されましたシンポジウム

もっとみんなで子育て支援~社会的養護が必要な子どもたちを社会で支えるために~

事前には定員を超えるお申込みがあり、学生さん、一般の方、里親さん、児童相談所の開設準備室の方等々、テーマに関心のある幅広い層の方にたくさんご参加いただきました。

基調講演:宮島清先生(日本社会事業大学専門職大学院)

パネルディスカッション:

佐藤孝平さん(児童養護施設、社会福祉法人共生会希望の家)

熊田信子さん(乳児院、社会福祉法人慈生会ナザレットの家)

ロング朋子さん(NPO法人東京養育家庭の会・一般社団法人ベアホープ)

吉田奈穂子さん(養親当事者・フリーライター)

□アンケート結果より
■基調講演
「社会的養護についてキリスト教の視点や、現在の世の中の問題点からも考えることができ、勉強になりました。映画みみようと思いました」
「もっとかっちりしたお話しかと想像していたが、理想的なこと、具体的なこと、おりまぜられて興味深かった」
「後半のお話をもっと聞きたかった。もっと時間は欲しかった」

■ディスカッション
「様々な立場の方から、正直なお話しやお気持ちが聞けて、
とても充実した時間でいろいろと考えさせられました。
子どもの幸せを一番に考えていらっしゃるところが共通していて
社会的養護をあらためて深く考えるきっかけになりました」
「施設におけるボランティアの受け入れ方について参考になりました。
家庭養護の推進と課題について勉強になりました」
「里親として悩んだり、迷ったりしながら生活をしていますが、こういう場は心身ともに救われます」

★シンポジウム終了後の交流会にもたくさんの方にご参加頂き
皆さん初対面にも関わらず、お話も尽きず盛り上がっていました。

 

バディチームでは、今後も皆さんにご参加いただける講座や研修会などを

随時開催していきますので、是非ご参加ください。

 

 

 

 

映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」

こんにちは。

今日は11/16公開の映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」をご紹介します。

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【STORY】
タイジ(太賀)は小さい頃から大好きな母、光子(吉田羊)に愛されないまま、壮絶な家庭環境の中で育てられた。耐えかねて17歳で家を飛び出し、一人で生きてきたタイジだったが、友人の言葉に動かされ、母と向き合う覚悟をする。大人になっても自分を拒絶していた母に歩み寄り、タイジは母からの愛を取り戻すために 立ち向かっていく。
オフィシャルサイトよりhttp://hahaboku-movie.jp/ 


この物語は漫画家の歌川たいじさんの実話をもとにしたコミックエッセイの映画化です。
心に欠落感を抱きながら大人になったタイジが様々な人との出会いや繫がりを通して、

親子の関係を見つめ直していく様子が丁寧に描かれています。

一番印象的だったのは映画のタイトルにも込められている、どんなに親に拒否されても、虐げられても子供が親を慕う気持ちの強さです。何ともせつなくて胸が痛み、涙が止まりませんでした。

一方で、子どもを愛せない親もいます。
虐待は絶対的に許されない行為ですが、子どもを傷つけることをやめられず苦しんでいる母親の姿に、母親にも誰かが手を差し伸べられなかったのかを考えさせられます。
虐待を受けてきた子どもが大人になり、次の世代へ受け継がれてしまうかもしれない負の連鎖。

でも、タイジはそれに立ち向かっていきます。

そこには子どもの頃から可愛がってくれたばあちゃんの存在や、ありのままの自分を認めてくれる友人たちとの出会いがありました。
たった一人でも数人でも、自分のことを本当に理解してくれる人がいれば人は変われる、

前に進む勇気を持つことができるのだと。

人は人によって傷つけられるけれど、人によって救われると言うことを、

あらためてこの映画から感じました。

役者さんたちそれぞれの演技も素晴らしくて、特に主役の太賀さんの力みすぎない演技と、

母親役の吉田羊さんの鬼気迫るすさまじい毒親ぶりは必見です。 

個人的に好きな女優さんなのですが、あまりにも激しい母親の姿に映画の中では真剣に憎く思うぐらいでした(笑)

重いテーマの内容ですが、見終わった後には人間の温かさが沁みた映画でもありました。
ぜひたくさんの方に見てもらいたいと思います。